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東アジアの風見鶏

政治と外交と軍事についてです。

オバマ大統領が広島を訪問する5つの理由と真珠湾について。

オバマ大統領の広島訪問が決まりました。

なぜこの時期にオバマ大統領が広島を訪問するのか小一時間考えましたので、理由をいくつか列挙したいと思います。

 

オバマ大統領の任期が残りわずかのため

オバマ大統領の任期は2017年の1月と残りわずかです。彼はそもそも2009年のプラハにて、アメリカ大統領として初の核廃絶について取り組む「プラハ演説」を行った大統領です。同年にはアメリカ大統領による核廃絶の取り組みに期待を込めてノーベル平和賞を受賞しており、今回の広島訪問はその延長線上にあるものと捉えていいでしょう。

 

②トランプ氏の核容認発言への対抗策として

ご存知の通りアメリカ大統領選挙にてトランプ候補の暴言が続いております。特に日本として衝撃が大きかったのは「日本の核兵器保有を容認する」と発言した部分です。もし中国と北朝鮮核兵器を持っている中にさらに韓国と日本が核兵器を所持するならば東アジアの安全保障は非常に不安定になるものと予想されます。日本にとっても「日本は核兵器を廃絶するために努力する」というアピールにもつながります。

 

北朝鮮の核実験への対抗策として

金正日から金正恩に政治の実権を世襲してから、北朝鮮での核実験は止む気配がありません。特に今年の一月に北朝鮮は「水爆実験に成功した」と喧伝しており、今回の広島訪問は北朝鮮への一種の非難として機能すると考えられます。

 

④韓国国内の核武装を行うべきという意見に対抗して

北朝鮮の核実験が激しさを増す中、韓国国内の世論では韓国も核武装を行うべきという意見が多くを占めております。

韓国国内の評論家が核武装に言及することはありましたが、今年に入ってから韓国の主要紙、特に朝鮮日報が社説として核武装について言及しており、韓国政府は核武装を否定しているものの、韓国が核武装化した場合、韓米同盟が解消される恐れもあり、アメリカ政府としても容認できないと思われます。

 

南シナ海で活動を行う中国に対して、日米で連携していくというアピール

中国での南シナ海での軍事活動が一層激しくなっております。特に中国は南シナ海を自分の領海だと主張しておりますが、根拠に乏しいため軍事行動を起こすことで領海の既成事実化を行っている状態です。その行動に対抗するため日米で対抗していくというアピールだとも解釈できます。

 

最後にこのような記事があります。

安倍首相がハワイ真珠湾の訪問を検討しているかという記者の質問に対して、検討していないと発言しました。私の意見としては是非、オバマ大統領の任期中に真珠湾での献花を行って日米同盟を更に発展させることを行ってほしいと思う次第であります。