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東アジアの風見鶏

政治と外交と軍事についてです。

トランプ次期大統領が勝利演説で述べたこと。

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安倍首相との会談が決まったトランプ次期大統領ですが、アメリカではトランプ氏を「おまえをアメリカの大統領として認めない」というデモが各地で頻発しているようです。

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ですが、かすかな希望として「トランプ氏は大統領になっても穏当な政策を行うだろう」という期待もあるようです。なぜそのような意見が出てきたのでしょうか、それはトランプ氏が大統領戦に勝利したときに述べた演説がすばらしいものだったということが起因しています。少し引用すると、

この国は、政府が人々のために奉仕することを願っている、宗教、信念や人種の違う様々なバッググラウンドをもつすべてのアメリカ人によって構成されています。
全員が一丸となって行動し、アメリカンドリームを取り戻すという喫緊の課題に着手します。

という言葉は女性蔑視発言や人種差別発言を繰り返し発してきたトランプ氏から出た言葉とは思えないほどすばらしいものでした。それこそヒラリー候補が勝利演説で全く同じ原稿を読み上げても良いほどです。そのためトランプ氏はこれから大統領としての職務を全うするのではないかとの期待があるようなのです。

だからといって、トランプ次期大統領に対する不安が取り除かれたわけではありません。

仮にもし、トランプ氏が比較的穏当な保守だったとしても、彼が選挙期間中に煽りに煽ったアメリカ国民(特に中年白人の層)の怒りは抑えようがないからです。トランプ氏が穏当な政策をしようとするならば、アメリカの左派は支持するでしょうが、右派からしてみれば「そんなことをさせるためにお前に投票したのではない」と大顰蹙を買うでしょう。

彼が選挙期間中に行ってきたことは、対立を煽ることだけでなく取り返しのつかないことだったことも認識するべきだと思います。

さらに勝利演説ではこのようなことも述べているようです。

すべての国民が、自分の可能性を追求するチャンスが与えられる世界へ。世の中から「忘れられた人々」は、もはや忘れられた存在にはならないのです。我々は都市部のスラムやトンネル、高速道路などのインフラを立て直していきます。これは非常に重要なことなのです。インフラを立て直す過程で、大勢の人たちを雇用していきます。

この部分に市場は反応し、公共事業に対する期待から株価が上昇している模様です。円ドルを注視してみても円安が続いているようです。ニューディール政策でも行うのでしょうか。

今は17日に行われる安倍・トランプ会談の結果待ちという状況です。希望としてはトランプ氏が穏当な政策を着実に行ってほしいと思います。