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東アジアの風見鶏

政治と外交と軍事についてです。

朴大統領の談話は韓国のさらなる混乱を招いた。

韓国の朴大統領が「条件付き」での辞意を表明しました。

www.nikkei.com

日本のマスメディアは「朴大統領が辞意表明」と号外をだしていますが、あまり正しい表現ではありません。なぜかというとその「条件」こそが大問題だったからです。

その条件とは「辞任の時期や方法を国会に一任する」というものだったからです。

国会には与党と野党あるのは当然ですが、その与野党ともに大統領候補がいます。そしてその大統領候補の中にも大統領選の準備ができており、すぐにでも選挙を始めたい候補と、準備が整っておらず、まだ大統領選を始めたくない候補もいます。

国会では朴大統領を弾劾する方向で一致していましたが、このような形で大統領の進退を一任されると、大統領選挙の時期まで利害が一致していない与野党は混乱することでしょう。

そうしている間に弾劾を免れた大統領はさらに大統領の任期を伸ばすことに成功したのです。

そしてそれは一刻も早く朴大統領を辞任させたい韓国国民の心情から一番ほど遠いものであり、この談話による国政の停止はさらに長期化することになりました。

すくなくとも、これ以上この状態が長期化すると日本でもGSOMIAや日中韓首脳会談に悪影響を及ぼし、北朝鮮に対する日韓連携をさらに停滞させることになるでしょう。