東アジアの風見鶏

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韓国野党「少女像に言いがかりをつける安倍に10億円を返してやれ」

韓国の野党である「共に民主党」の禹相虎(ウ・サンホ)院内代表が、党最高委員会議で「少女像に言いがかりをつける安倍に10億円を返してやれ」と発言したそうです。

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すくなくとも日本政府が拠出してた10億円は、すでに韓国政府によって設立された「和解・癒し財団」に渡されています。そしてその10億円はすでに、元慰安婦の方々46人中34人が受け取る意向を明らかにし、これまでに31人に1人当たり約1億ウォン(約970万円)が支給されています。


すでに10億円が拠出されており、すでに元慰安婦個人に渡されている資金であり、日本は慰安婦合意を着実に履行しています。もし10億円を日本政府に渡す意向を韓国政府が示しても、日本政府は10億円を受け取る義務も必要もありません。

正直、この発言から滲み出ているのは、韓国野党が元慰安婦の方々の和解・癒しよりも、韓国内のナショナリズムや韓国の国民感情を優先するその姿勢です。慰安婦合意は日韓両政府が合意し、元慰安婦の方々に資金を支給するために行われた合意です。ですが、韓国国内ではこのような意見が存在するようです。

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Q=日本が出した10億円は返せるのか。

A=可能ではある。ただ、被害者から現金を返してもらわなければいけない。生存者には1億ウォン、死亡者の遺族には2000万ウォンずつ支給するのが両国の合意だった。和解・癒やし財団によると、12・28合意当時、生存者46人を基準に受領の意思を明らかにした被害者は34人だった。現在まで31人に対して1億ウォンずつ支給を完了した。亡くなった被害者は199人であり、うち35人が現金受領意思を表した。財団は6月30日まで受け付け、理事会の審議などを経て現金を伝える予定だ。

 

これでは10年前におこなわれたアジア女性基金の二の舞になってしまします。韓国政府が勝手にゴールポストを動かす、いわゆる「ゴールポスト論」の繰り返しになってしまうでしょう。韓国の国民感情の前では、元慰安婦の立場というのはどうでも良いという姿勢が見え透いています。韓国政府には冷静な対応を望む次第であります。