東アジアの風見鶏

政治と外交と軍事についてです。

パン候補の出馬辞退により、中国に急接近する韓国。

日経ビジネスの鈴置氏のコラムみたいなタイトルのつけ方をしましたが、どうやら前国連事務総長のパンギムン氏が大統領選の出馬を辞退したそうです。

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去年まで2期10年にわたって国連事務総長を務めたパン・ギムン氏は、年内に行われる大統領選挙に立候補する意向を示し、保守層を中心に支持を集めて世論調査の支持率では野党のムン・ジェイン氏に次ぐ2位につけていました。 

少なくともこれから行われる韓国大統領選挙で数少ない親米寄りの候補者の一人だったのですが、対立候補支持者からの妨害や日韓合意についての過去の発言から非難され、立候補を断念した形になります。

そのような中で注目されるのは残りの候補者リストですが、ほとんどの候補者が中国・北朝鮮寄りであり、日韓合意破棄を明言していたり、米国のミサイル防衛システムTHAADを配備しないことを明言していたりと、日本の安全保障に非協力的な候補者が支持を集めています。

文在寅(ムン・ジェイン)共に民主党前代表はもっとも大統領になる可能性が高いと言われている候補者です。中国寄り、北朝鮮寄り、日韓合意破棄、アメリカとの安全保障に非協力的です。

李在明(イ・ジェミョン)城南市長は韓国のトランプと言われている人物です。過激な発言でマスコミの注目を集めて支持を得ている人物です。韓国版橋下徹と個人的には考えております。ムン候補と同じ中国寄り。

安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事は盧武鉉元大統領の最側近と言われた人物です。上の二人と同じく左派。

そしてパク氏の出馬断念により、注目されているのが安哲秀(アン・チョルス)国民の党前代表です。若年層から支持されているようです。中道の傾向です。

そして黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相にも注目が集まっています。まぁ本人が立候補するかはとても微妙ですが。

可能性としてこの5人の候補者をリストアップしましたが、事実上のムン候補の1強状態が続いており、そうなれば日本との関係改善は遠のくことになるでしょう。

韓国大統領選挙の動向に注目です。