東アジアの風見鶏

政治と外交と軍事についてです。

沖縄独立運動は手法も主張もダメ

このような記事が注目されています。

news.yahoo.co.jp

台湾の独立運動、香港の雨傘運動と同じように沖縄の独立運動を記事にしています。その中で目を疑った部分があったので引用します。

目を引いたのは、今回のシンポで、琉球独立学会の共同代表である松島泰勝龍谷大教授が、台湾独立運動批判を展開したことだ。そのセッションは「会員向けの内容です」との理由で私は会場の外に出されてしまったのだが、のちに出席者から確認した話では、松島氏はこんな主旨の主張を展開したという。
「日米との連携や中華からの離反を志向する台湾独立運動は、日本からの『脱植民地』や米軍基地の撤廃を求める琉球独立運動とは大変違う方向を目指している。

少なくともこの引用部分から不思議な部分は二つあります。一つはシンポジウムで一般人向けと会員向けに区別している部分です。特に会員向けの内容ですと述べて、記者を排除すると言うことは、記者に聞かれるとまずいと主催者側が認識しているから排除したのだと思います。そのような方法は運動としての透明性に欠けています。

もう一つの部分は沖縄独立を旗印にする運動家が、台湾の独立運動を批判している部分です。正直、世界のさまざまな国の状況を見てみても、スペインのカタルーニャ地方やカナダのケベック地方、イギリスのスコットランドなど独立運動はどの国でもあることです。東アジアのみに注目してみますと、香港の雨傘革命運動も台湾の独立運動も、他の運動と連帯することはあっても、反対することは聞いたことがありません。

記事でも述べられていますが、台湾や韓国の運動は中国から日米に接近しているのに対し、沖縄の運動が日米から中国に接近しているように見えるのは大変興味深いです。

個人的な意見を申し上げると、沖縄にある米軍基地は沖縄の負担が大きいので、米軍基地に反対するという心情は、私も共感できるのですが、だからといって他国の独立運動を批判したり、シンポジウムからマスコミを排除するという手法は共感することができません。むしろこのような手法を続けて言った場合、沖縄独立を支持する人の数は減少していくものだと思われます。

SEALSにしろ沖縄の運動にしろ、もっと他国と連帯したほうが、運動として共感を得やすいとおもいます。